子供の写真はおしゃれに、可愛く撮りたいのが親心。でも、子供を撮るというのは、大人を撮るより一気に難易度が上がります。子供は思うように動いてくれないし、最高のシャッターシーンは突然にやってきて、そして一瞬で過ぎ去ります笑。なので、子供の最高に可愛い瞬間を写真に収めるのは至難の技です。でも、子供が生まれかれこれ6年間、我が子を撮影し続けてきたことで、その可愛い一瞬を収めるためのコツを紹介したいと思います。
子供の写真を可愛く撮りたいけど、なかなか上手く撮れない、という悩みを持つお父さん、お母さんの参考になればと思います。
コツ1:「はい、チーズ」禁止
可愛い子供の写真を撮るための第一歩はこれです。写真を撮る目的って、一般的には記念撮影的な意味で撮る事が多いと思います。そのためか、写真を撮る時って「はーい。こっち向いて〜!はい、チーズ」という流れが多くなりがちです。もちろんこれはこれで必要な写真だし、ありです。でも子供の可愛い表情って、自然に過ごしている中でのほうが圧倒的に多いんです。それに、写真を撮る際に子供に目線を求めたり、かわいいポーズをとって欲しくても、なかなかこちらの思うように動いてくれないものです。子供の写真をいきいきと可愛く撮るためにはまず前提として、自然体の写真を撮ることに専念して、記念撮影は必要最低限にとどめておきましょう。
コツ2:シンプルな構図
これは子供の写真に限らず、オシャレで可愛い写真を撮りたいなら背景はできるだけシンプルにするというのが鉄則です。もちろん、背景ガチャガチャでもオシャレ写真はありますが、素人の腕では難しいです。
とは言え、背景がシンプルな写真は慣れるまでは意外と思うようにいかないことも多いかと思います。子供の表情や動き見ながら、背景にも気を使わなきゃいけないので。これはある程度場数を踏むうちにだんだん撮れるようになってくると思います。
でも、どんな場所であれ背景のゴチャゴチャをごまかす方法があります。それは、背景をぼかして撮ることです。家の中で撮影するときなどは、背景がゴチャゴチャしやすいですが、ぼかすことである程度はごまかせるのでオススメです。背景をぼかすにはF値の小さいレンズが必要なので注意してください。
コツ3:表情アップ
特別意識しないで子供の写真を撮ろうする場合、皆さんは子供とどれくらいの距離感で写真を撮るでしょうか?きっと子供の腰から上が写真に収まるくらいの距離感が多いんじゃないかと思います。いや、全身が入るくらいの距離感の人も結構いるかもしれません。
そこで、いつも通りの距離から、思い切って子供にグッと寄って、子供の表情を大きく撮って見てください。望遠があればズームで寄るのももちろんありです。
顔にグッと寄ることで、顔以外の要素が入るスペースが減り、上で説明したシンプルな写真に仕上がります。シンプルな構図の写真は、被写体が際立つので、いつもの子供の写真よりも印象的で可愛い写真に仕上がるはずです。
コツ4:手と足
子供の体のパーツに寄って撮るのもオススメです。子供の小さい手や足は、それ自体が可愛いので簡単に可愛い写真仕上がります。顔写真ばかりになりがちな人は、別に難しいテクニックでもないので意識してみてください。後で見返すと、こんなちっちゃい手だったんだな〜なんて感じで、いい思い出にもなりますよ。
コツ5:後ろ姿
子供の写真を撮るときは、普通はやっぱり可愛い表情が撮りたいので顔が写るように撮ると思いますが、ぜひ後ろ姿も撮ってみてください。表情が見えないことが、逆に写真を見る人の想像力をかき立ててくれるので、印象的で可愛い写真に仕上がりますよ。
コツ6:連写を使う
目をつぶってたり、顔の前に何かが写り込んでしまったりという失敗はよくあります。そういうのを防ぐためには連写機能を使うようにしましょう。子供が走り回ってたり、夢中で激しく動き回るっているときには連写じゃないと、これだ!って写真はなかなか撮れません。普段から連写モードにしておくといいと思います。
コツ7:子供の目線で
子供の写真を撮る際は、子供の目線の高さに合わせて撮るのが基本です。今まで例に挙げてきた写真はほとんど子供の目線の高さで撮影したものです。時には這いつくばってでも、子供の目線に合わせて撮ってみると、子供の生き生きした可愛い表情が撮れるし、普段とは違う写真になるのでチャレンジして見てください。
おまけ:カメラは常に取り出しやすいところに
我が子を撮っていてほんとによく思うのが、シャッターチャンスは突然やってくるということ。「あー!このシーン撮りたい」ってときに、すぐ手の届くところにないと、そのシャッターチャンスは一瞬で過ぎ去ります。カメラを肌身離さずずっと持っておくのは無理ですが、せめてカメラを家の中で置いておくのは、手の届きやすい場所におくようにしておきましょう。一階のリビングにいる時間が一番長いのに、カメラを二階に置いてたらシャッターチャンスを逃します。
まとめ:結局はとにかくいっぱい撮る
子供の写真に限ったことではないですが、いい写真を撮るには数は絶対的に必要です。僕も子供の写真は周りの人から褒めてもらうことは多いですが、その後ろには膨大なボツ写真があるわけです。所詮素人だし、写真を撮りながらも子供の相手をしたりするため、純粋に写真に集中できるわけでもないので、とにかくたくさん撮ってその中から、うまくいった写真を厳選するしかないのです。でも、そうして数をこなしていけば、「ここのシーンでは前にこう撮ってうまくいったから…」というようにある程度パターン化できてきます。そうすると、徐々に撮る数が少なくても、バシッといい写真が撮れるようになってきます。
パターン化ということでは、以前書いたこちらの記事を参考にしてもらえればと思います。僕がよく使うパターンを紹介しています。
それから、いくつか参考になる本も紹介しておきます。
子供が生まれてから訪れるであろう色々なシチュエーションでの写真のコツが書かれているので、実践的で参考になります。
公園や運動会、旅行などシーン別に可愛い子供の写真を撮るためのコツが書かれているので、とても勉強になります。
一生に一度、その一瞬しかない子供の表情や子供との思い出を綺麗に残すためにも、まずはバシバシ写真を撮っていきましょう!